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2008/08/22 協議会ニュース

「第2回とんぼの生態に関する学習会」〜農地・水・環境保全向上対策に係る勉強会〜を開催

 北海道農地・水・環境保全向上対策協議会は、8月20日(水)、当別町金沢の北海道医療大学薬学部北方系生態観察園内において、「農村地域に生息するトンボの観察会」を開催しました。
 この観察会は、5月に札幌市内で開催した 「トンボの生態に関する学習会」に続く、野外セミナーとして実施したものであり、今回は活動組織や市町村、土地改良区のほか道、水土里ネット北海道等から24名が参加し行われました。
 前回に引き続き、北海道トンボ研究会の横山 透氏を講師に迎え、観察のポイントについての事前指導を受けた後、参加者が採集したトンボの種類、雌雄の見分け方や生態の特徴などについての説明を受けました。
 現地のため池周辺では、アキアカネ、ノシメトンボ、マユタテアカネ、オオルリボシヤンマ、オニヤンマやアオイトトンボの6種類の生息を確認し、その後、同大学の教室において、当日採集できなかった種類の標本や生態を記録したDVD視聴による事後学習を行いました。
 最後に行われた意見交換では「産卵のために水中に入る種類もいるのには驚き。自分の田んぼで朝露に濡れて飛べない姿をよく見るがその違いは」、「環境の指標として、我々の地域でも何種類のトンボが生息しているのか調べたい」、「地域の小学生たちと卵から成熟期までを観察したいので指導してほしい」など活発に質問や意見、要望が寄せられました。
 道協議会では、今後も継続的に生態観察会を開催するなど、豊かな農村環境を将来に引き継いでいくための取り組みを支援していきます。

北海道トンボ研究会横山講師による説明の様子

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