平成18年度活動支援実験事業・豊田地域資源保全組織(T.R.C)
■平成18年度活動支援実験事業
平成19年度からの「農地・水・環境保全向上対策」の本格的な実施に向けて、平成18年、モデル的な支援を行う地域として全国で約600地区が選定されました。道内で選ばれた15地区の活動内容を紹介します。
●対象地域の概要
農業地域類型:中間農業地域
地区の類型:水田型
農作物:米、にんじん、ねぎ、キャベツ
地区設定主要因:事業地区単位
具体的設定理由:
豊田地区営農集団を中心として、稲作と施設野菜の複合経営を行っている、新川第5用水組合、一本木用水組合の2水利組合を中心としたセンサス農業集落の1集落のエリアで地区を設定。
●活動組織
構成員数:27人(農業者27人/非農業者数0人)
農業関係団体:5団体(渡島平野改良区、JA、新川第5用水組合、一本木用水組合、期成会)
その他の団体:1団体(豊田町内会)
●対象となる資源の範囲
農用地:田・44.1ha/畑・0ha/草地・0ha/計44.1ha(中山間協定対象0ha)
農業用施設:用水路(開水路)・13,010m/用水路(パイプライン)・0m/排水路・620m/ため池・0箇所/農道・1,780m
●活動計画
地域が目指す方向:
本地区は、都市近郊の田園地帯であることから、農業の持続とともに都市住民に対して魅力ある美しい田園空間を維持していく。
そのため、これまでの活動の枠組みを基本とし、活動の質を向上させる誘導部分について、農用地・開水路・農道の、機能診断、計画策定、予防保全活動を一体的に実施するとともに、学校教育等との連携を図りながら、田んぼの学校の場を提供し、地域住民等との交流活動を行う。
●活動の実践
(活動の実践において苦労した点、工夫した内容)
土地改良区により、機能診断・補修技術について、「改良区だより」により、周知を図った。
都市化が進んでいる本町での農村地域の環境保全に対する意識向上の活動において、交流対象組織の選定に苦労した。このため、近隣の市で田んぼの学校をおこなっている関係団体に依頼し、小学生や地域住民への田んぼの生きもの調査を実施した。
(平成18年10月3日時点)